Oi, Tudo bem!!
人種のサラダボウル、多民族国家であるブラジルは、グルメの宝庫だということをご存知でしょうか。
さまざまな国の伝統や文化の影響を受けたブラジル料理は、多様性に富み、どれも美味しいものばかり!
今回はぜひ食べてみたいブラジル料理を、伝統的なものから、現地で人気のものまでご紹介します。
- ブラジル料理はどんなものか知りたい
- ブラジルで有名・人気の食べ物を知りたい
- 伝統的なブラジル料理を知りたい
- ブラジル旅行で美味しいものを食べたい
- 定番以外の人気の食べ物も知りたい
ブラジル料理とは?
ブラジルの食文化は、16世紀のポルトガルの植民地化、アフリカから連れてこられた奴隷、先住民、そして他のヨーロッパ、南米、アジアの国々から多大な影響を受けてきました。奴隷制度が廃止された後、ブラジルはコーヒー農園で働く人手を求めヨーロッパや日本から移民を受け入れました。
このような国の背景と、広大な国土、それぞれの地域の違いが、多種多様な料理と味を生み出してきました。
ブラジルに着いたとき、
料理の種類の豊富さや美味しさに驚かされたよ!
またブラジル人は想像豊かでクリエイティブ。
多様性に富むブラジル文化のように、オリジナルの伝統料理も彼ら流にアレンジを加え新しい料理を生み出します。
それが、ブラジル料理として人気になってしまうところがブラジルらしいです!
料理の名前と出てきたもののギャップに驚かされることがあるのも、ブラジル料理の魅力のひとつです。
料理の見た目も色とりどりで楽しいね!
人気のブラジル料理 8選
Churrasco シュハスコ
ブラジルの伝統的なバーベキュースタイル「シュハスコ」(Churrasco)。
牛肉、豚肉、羊肉、鶏肉、ソーセージなど、さまざまなお肉を塩やスパイスで味付けし、串を通し直火や炭火でじっくりと焼くのがブラジル流バーベキュー。
ステーキハウスである「シュハスカリア」(Churrascaria) に行くと、さまざまな部位のお肉以外に、サラダやフェイジョアーダ、デザートなども食べ放題となります。
人気のお肉は「ピッカーニャ」と呼ばれる牛肉の特上カット!
日本では「イチボ」と呼ばれ、柔らかくてとても美味しいです。
また、多くのブラジル人家庭にはシュハスコ用のグリルがあります。
週末や祝日に家族や友人で集まり、楽しく賑やかに過ごすのがブラジル流です!
ブラジル人と仲良くなると、「シュハスコ」(Churrasco)にお呼ばれする機会もあると思います。その際は思い切り楽しんでくださいね!
日本の焼肉と違って、分厚いお肉の塊にびっくり!興奮しちゃったよ!
Feijoada フェイジョアーダ
「フェイジョアーダ」(feijoada) は、ボリュームたっぷりの香ばしい黒豆の煮込み料理で、一般的に豚肉の様々な部位が入っています。「フェイジョアーダ」はブラジルで最も有名で人気のある伝統料理の一つであり、ブラジルの食文化の中で特別な位置を占めています。
始まりは、ブラジルの奴隷制度時代。奴隷にされた人々が、余ったお肉や豆などのあまり使われない部位を利用して、自分たちの食べる料理を作っていたことです。時の流れとともに、風味豊かで栄養たっぷりの「フェイジョアーダ」はブラジルで愛される国民食となりました。
地域によりバリエーションがあり、サンパウロでは白豆を、リオデジャネイロでは黒豆を使用します。
ご飯とともに、「コウヴィ」(couve : ケールのような葉野菜)と「ファロファ」(farofa:キャッサバ粉をあぶったもの) を添えて食べるのがおすすめです!
また、お肉の入っていないものは「フェイジョン」(feijão) と呼ばれ、ランチのセットなどでよく出てきます。
「フェイジョン」とご飯のセットは、ブラジル人にとっての味噌汁とご飯のようなもの。基本の主食です。
Moqueca ムケッカ
「ムケッカ」(moqueca) は、ブラジルの沿岸地方、特にバイーア州とエスピリトサント州で生まれた伝統的なブラジル料理です。
魚やエビ、魚介類を使用した魚の煮込み料理で、風味豊かな香りがします。
ココナッツミルクとトマトソースベースのものが多く、クリーミーで濃厚な味が特徴です。ご飯とともに口に運ぶたび、ぎゅっと濃縮された海鮮の香りが食欲を刺激します。
「ムケッカ」もブラジル人が大好きな料理の一つです。バイーアやリオデジャネイロなど、沿岸地方に行った際には絶対に食べてほしい料理「ムケッカ」(moqueca)です。
Strogonoff ストロガノフ
オリジナル料理に独自のアレンジを加えてブラジル流にしてしまうのが、クリエイティブでユニークなブラジル人。
ブラジル版「ストロガノフ」 (strogonoff) は、ブラジルで人気の料理の一つです。
伝統的なロシアやヨーロッパのストロガノフに比べ、クリーミーで風味豊かに仕上がっています。
牛肉や鶏肉、エビのストロガノフがあり、ご飯にかけたり、マッシュポテトと一緒に食べることが多いです。バタタパーリャ(batata palha : じゃがいもを薄くスライスしてカットし油であげたスナック) と一緒に頂くのもブラジル流。ストロガノフのクリーミーなソースとポテトのサクサク感がマッチし癖になりますよ!
Pirão ピラォン
「ピラォン」(Pirão) は、ブラジルの先住民に起源を持つ郷土料理です。肉や魚介などからとった出汁にキャッサバ粉を混ぜとろみをつけ、濃厚でコクのある風味に仕上げたお粥のような料理です。
ピラォンは通常、ムケッカやフェイジョアーダなどと一緒に食べられます。具材やバリエーションは地域により異なり、その土地の料理の伝統や好みを反映しています。 魚介の風味が濃縮されたピラォンは、日本人の口に合うこと間違いなしです!
Mandioca frita マンジョッカ・フリッタ
「マンジョッカ」(mandioca) はキャッサバ芋のことで、ブラジルではよく食べられています。日本でも人気のタピオカは、マンジョッカが原料です。
「マンジョッカ・フリッタ」(mandioca frita) は、このキャッサバを油で揚げた、フライドポテトのようなものです。ポテトよりも甘みと弾力があり、揚げたてはホクホクとした食感がとても美味しいです。時間が経つと固くなってしまうので、揚げたてを楽しむのがお勧めです。
レストランに行くとフライドポテト (batata frita) かマンジョッカ・フリッタを選べるところが多いので、見つけた際にはぜひマンジョッカ ・フリッタを味わってみてくださいね!
Hot Roll ホッチロール
オリジナル料理に独自のアレンジを加えてブラジル流にしてしまうのが、ブラジル人のおもしろいところ。
日本食の巻き寿司をブラジル流にアレンジしたのがこの「ホッチロール」(Hot Roll) です。
太巻きに衣をつけて油で揚げ、お好みでソースをつけて頂きます。このソースは日本語のまま「タレ」(Tarê) と呼ばれます。日本のタレに比べ甘さが控えめで、甘じょっぱい感じが癖になります。
日本人移住者が多いサンパウロで目にすることの多い「ホッチロール」ですが、日系人以外のブラジル人からは、このホッチロールが本場日本の寿司だと思われているところもあるようです。
サクサクした衣にタレとクリームチーズ、はまっちゃうねんよな~
Cachorro Quente ホットドッグ
ブラジルでも「ホットドッグ」(Cachorro Quente)は人気のお手軽フード。ホットドッグと呼んだり、ポルトガル語でCachorro Quente (熱い犬) と言ったりします。
でも、その見た目は私たちの想像するものとはかなり違います! 細長いパンにソーセージが入っているところまでは同じですが、そのあとのトッピングに驚かされます。マッシュポテト、ウズラの卵、オリーブ、バタタパーリャ(batata palha)、スライスオニオンに人参、豆、レーズン、コーンなどのバリエーション豊かなトッピング。
そこにサルサソースやマヨネーズ、マスタードなどお好みのソースをかけて頂きます。基本は自分で、好きなものを好きなだけトッピングします。地域によってトッピングの種類やソースに違いはあると思いますが、ブラジルで見かけたら是非「好きなだけトッピング」してみてほしい「ホットドッグ」(Cachorro Quente)です。
ブラジル料理は多様性と創造性に富んでいる
いかがでしたでしょうか。
想像以上にブラジルのグルメは豊かではないでしょうか。
これがブラジル料理!
- 歴史とともに、広大なブラジル国土に広がった世界の料理と文化
- そこからオリジナルの発展を遂げたアレンジ料理
- まさにブラジルの多様性に富んだ文化そのもの
多種多様な民族が互いの文化を大切にしながら、その地域やそこで暮らす人々に合うように、エッセンスを加えミックスさせてきたもの。ブラジルの大きな魅力の一つですね!
ご紹介した料理は、どれも日本人の口に合うものが多いと思います。
ブラジルに行く際にはぜひ、本場のグルメを堪能してくださいね!!
人気の軽食「サウガドズ」や「スィーツ」はこちらで紹介しているのん
注文時など、会話で使える簡単なポルトガル語は次の記事を見てね!